閉校式 | 00:52 |
閉校式前夜。 | 21:32 |
3月の雨 | 01:48 |
草萌、雪柳 | 20:08 |
三月、ようやく春めいてきて、
長い冬の眠りから虫たちも目覚めるこの数日間、
公私ともにお世話になった大切な人たちが、
あいついで、遠く永い旅にでた。
親しい友人のお義父さん。
器用でやさしくて身軽。
我が南山先生ともよく気があって、
仲良くさせてもらっていた。
きれいな花で飾られた祭壇、
無邪気でかわいい孫娘たち
ホールを埋め尽くすたくさんの弔問客、
惜しまれながらも家族や主治医とともに
最善の治療を選択し、悔いのない潔い旅立ちだった。
告別式から帰る足もとに、名も知らぬ紫の小さな花。
春のひだまりにそっと揺れていた。
『草萌忌』と名付けよう。おじいちゃんを思い出すときのために。
近くに住む、料理上手のよき友人。
救急車で運ばれたのが彼女と聞いて驚いた。
そして数時間後、みんなの願いもむなしく悲しい報せ。
あまりにも早すぎる別れ、時間も、状況も、年齢も。
誰もこんなにあっけない別れを予想してはいなかった。
彼女は2年前に最愛のご主人を手厚い看護の末に見送った。
控え目で優しすぎるほどに優しいご夫婦だった。
一人ぼっちになった彼女の、心の痛手は、
まわりが思うより深かったのだろう。
今朝庭の隅に植えたユキヤナギが小さな芽をつけた
控え目な彼女を思うとき、ちいさな真っ白な花を思い出す。
『雪柳忌』と名付けよう。忘れないように。
わが家のラモーナ | 18:50 |
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